今日、ことばと体験をつなぐヒントとして紹介する絵本は、
「わたしのワンピース」
にしまき かやこ作 こぐま社
「ラララン ロロロン・・・・・わたしににあうかしら」という言葉の繰り返しでページをめくるごとに次々に変わるうさぎさんのワンピースに、子どもたちの目も釘付けです。リズムのよい言葉の繰り返し。そしてうさぎさんの軽やかでうきうきした気持ちが伝わってきます。おしゃれが大好きな幼い子にとっては、きっとうさぎさんの気持ちが共感できることでしょう。
この絵本が大好きなお子さんとは、一緒におうちファッションショーごっこはいかが?新聞紙を一枚広げ、一つの長い辺に沿ってタフロープをくっつけて、子どもの腰にくるりと巻けば、スカートのできあがり!大きなゴミ袋に首と両手を通す穴を開けて、子どもの頭からすっぽりかぶせれば、ワンピースのできあがり!クレヨンやペンで模様を直接描いたり、折り紙をいろんな形に切って貼り付けたり、白い紙にお気に入りの模様を描いたものを貼り付けたりすれば、世界に一つしかないお気に入りのお洋服の完成です。お気に入りの衣装に身をまとった子どもたちは、鏡を見ながら、うきうきと心が躍ることでしょう。「ラララン ロロロン・・・わたしににあうかしら」の台詞に合わせて楽しんでみてください。
そんな体験の後の、この絵本の読み聞かせは、子どもたちにとって、言葉と体験がつながり、うさぎさんの思いを豊かに想像できる場となることでしょう。
※「ことばと体験をつなぐと何かいいことがあるの?」と思われた方は、是非、本ブログ記事4/24~27も読んでいただけたらうれしいです。