2024-01-01から1年間の記事一覧
本屋や図書館などにいくと、絵本がいっぱい!どれを選んだらいいのか分からなくなりますよね。もちろん、選び方にきまりや正解なんてないし、お家の方やお子さんの「これ好き!」「これ絵がかわいい」などの本能で選ぶのは大切なことです。そんな中で、今回…
「今日は読み聞かせしたくないな」そんな気分になることは誰でもありますよね。そんなときは、もちろんお休みしてもよいと思います。だって、一番は、親子が楽しく心地よいと感じること。だから、「週末限定」とか「一日おき」とか、親子で一番しっくりくる…
子どもたちの行動には、2つのパターンがあります。一つは、人に言われたことを言われたように行う「相手発信の行動」。もう一つは、何もないところから、自分の意思で何かを始め、行動を生み出していく「自分発信の行動」です。 学校の授業や習い事などは、…
ことばと体験をつなぐヒントとして、今日紹介する絵本は、この3冊! 「ぽぽぽぽぽ」 五味太郎 作 偕成社 『ぽぽぽぽぽ』『こここここ』『すすすすす』汽車の通っている場所や汽車の様子に合わせて、言葉が変わっていく。五味太郎さんの言葉(文字)選びがと…
友達との遊びは、大人の目もなく、子どもは自由に過ごすことができますよね。学校の中では放課がその時間に当たります。「最高の時間じゃん!」と思いきや、今の時代、その自由というのが、かえって居心地が悪い子も少なくないのです。「友達をどう誘ったら…
我が子が読書好きになってほしいなあ。そんなふうに思っている方は多いことでしょう。「図書館に一緒に行くといいよ」とよく言われますが、そもそも、本があまり好きでない場合、図書館にもあまり行きたがりませんよね。 そんなとき効果的なのが「リビング図…
「『宿題をやってから遊びに行きなさい』って言ってもなかなかできないんです」「うちの子は、友達と遊びたくて、宿題を適当にやっちゃうから困るんです」私が担任をしていたとき、よく相談されたことの一つです。そんなとき、私はいつも「遊んでから宿題し…
子どものことを知ろうとして、親の聞きたいタイミングで「今日は楽しかった?」「いいことあった?」などと聞いてしまう。すると子どもは、「うん」「楽しかったよ」と一言返事で返してくることが多い。続けて「何が楽しかったの」などと聞く。まるで一問一…
シャンプー中、いろんな考えがふわっと浮かんでくる。忘れていた大切なことをふいに思い出したり、授業の新しいアイデアを思いついたり。すぐに書き留めたくなるけれど、頭も手も水びたし。終わった頃には忘れてしまうこともしばしば。 脳がひとりでに動き出…
小学生の娘といとことの会話。しきりに「それな」が飛び交う。「それな」は、私たち世代の言葉に直せば、「そうだよね。分かるよ」という認め合い。嬉しくてお互い会話が進む。 大人も子どもも一緒。自分の考えを相手に認めてもらいたい。自分のことを分かっ…
このブログを書くために、我が子が幼い頃読んでいた絵本が入っている段ボール箱を押し入れから引っ張り出し、開けてみました。開けた瞬間、心にふわっとしたあたたかいものがあふれ出てきました。目にする絵本一冊一冊から、幼い頃の我が子のしぐさやその時…
今日、ことばと体験をつなぐヒントとして、紹介する絵本は、 「つみきでとんとん」 竹下 文子・文 鈴木 まもる・絵 金の星社 小さな積み木のピースから、どんどん世界が広がり、積み木が動き出していく。この様子は、読んでいて圧巻です。読んでいると、自分…
今日、ことばと体験をつなぐヒントとして紹介する絵本は、 「雨、あめ」 ピーター・スピアー作 評論社 「雨が降ってきたから家に入りなさい」「雨だから、行くところがないね。どうしよう」私たちの周りからはそんな声が聞こえてきそうです。でも、この絵本…
今日、ことばと体験をつなぐヒントとして紹介する絵本は、 「わたしのワンピース」 にしまき かやこ作 こぐま社 「ラララン ロロロン・・・・・わたしににあうかしら」という言葉の繰り返しでページをめくるごとに次々に変わるうさぎさんのワンピースに、子…
今日、ことばと体験をつなぐヒントとして紹介する絵本は、 「しろくまちゃんのほっとけーき」 わかやま けん作 こぐま社 ホットケーキ作りは、幼い子どもと一緒に、はじめてのお料理をするのにぴったりですよね。材料をくるくるまぜて、焼くだけ。周りに甘い…
言葉と体験をつなぐ日々の中で、心の中に「ことばのたね」が多く育くまれていくと、新しい絵本を読んだとき、自分のもっている「ことばのたね」から想像が広がっていきます。「ことばのたね」が育まれているほど、新しい絵本の中で、共有できる言葉や体験に…
幼い子どもたちが絵本に親しむ機会ってとても多いですよね。絵本は、子どもたちの世界観がぎっしりつまっていて、子どもたちもつい引き込まれてしまいますよね。何度も読んでほしいとせがむほど、お気に入りの本がある子も少なくはないでしょう。 絵本の言葉…
子どもたちの「考える力」「表現する力」において、「ことばのたね」=「体験とつながった生きた言葉」をどれだけもっているかということは、とても大切だと感じます。 例えば、英語を全く知らない子どもが、相手から「glad」という言葉を聞いたとき、英…
情報過多の時代、AIの進歩。そして、環境や貧困など世界中を取り巻く多くの問題。今の子どもたちを取り巻く世界は、これまでとは全く違うものになってきていることは、だれもが認めることでしょう。その世界で、子どもたちが生き抜いていくためには、「正…